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静岡県内の公立中学校で免許外指導が常態化していました。

Posted in in その他

少し前のニュース記事になりますが、アットエスで興味深い記事がありました。

こどもみらいプロジェクト おやこアットエス:免許外指導が常態化 公立中で4年前の1.5倍

yahooニュースのほうにも掲載されていましたので、目にする方も多かったのではないかと思います。

 臨時講師(常勤講師)による違法な免許外指導が2013年度に6件判明した県内公立中学校。正規教諭が免許外の教科を指導したケースも13年度393件あり、4年前の1・5倍に上ることが28日、県教委への取材で分かった。各学校が教育委員会に申請すれば認められる適法行為だが、専門教科外指導が中学校で常態化している様子がうかがえる。
専門教科外の指導は、学習指導要領改定や静岡式35人学級による授業数増の影響とみられる。関係者からは「教員免許制度の意味がなくなる」と教育の質低下を懸念する声が上がっている。

(中略)

臨時講師に免許外指導をさせた複数の中学校長は「法律違反は反省しなければいけないが、子どもの学力を考えた末の結果だった」と打ち明ける。

静岡県では35人学級以下を採用していることもあり、一つの中学校、学年あたりの授業数が増加しました。
少人数学級の実現については、文部科学省も苦慮していて全国的に実施にはいたらず、各都道府県ごとの判断で採用するかどうかを決めています。

少人数学級を実施することは一人ひとりの子どもに掛けられる時間が増加するというメリットがある一方で、教員に対しての負担増や、今回のニュース記事のように免許外指導の常態化の問題が浮き彫りになるということになりました。

臨時講師とは?

常勤講師とも呼ばれます。
京都光華女子大学にわかりやすい説明がありましたので、引用させていただきます。

臨時講師の採用目的
・正規教員の産休・育休・病欠・介護休暇・長期研修などの代替
・中途退職・新規採用者の辞退、学級増などに伴う欠員補充
臨時講師の仕事内容
・勤務時間、仕事内容は正規教員と同じ
・学級担任を担当
・校務分掌を担当
・部活動を担当

教諭(正規教員)とは

教員採用試験に合格し、正規職員に当たるのが教諭になります。

教育職員免許法では、

 授与権者は、当分の間、中学校、高等学校、中等教育学校の前期課程若しくは後期課程又は特別支援学校の中学部若しくは高等部において、ある教科の教授を担任すべき教員を採用することができないと認めるときは、当該学校の校長及び主幹教諭、指導教諭又は教諭(以下この項において「主幹教諭等」という。)の申請により、一年以内の期間を限り、当該教科についての免許状を有しない主幹教諭等が当該教科の教授を担任することを許可することができる。この場合においては、許可を得た主幹教諭等は、第三条第一項及び第二項の規定にかかわらず、当該学校、当該前期課程若しくは後期課程又は当該中学部若しくは高等部において、その許可に係る教科の教授を担任することができる。

と定めていますので、今回のような担当教科以外の指導は教諭であれば1年に限りできたことなのです。

臨時講師の増加が原因?

教諭ではなく臨時講師の免許外指導が常態化しているということは、臨時講師の数がそれだけ増えて来ているということにならないでしょうか。

35人学級の維持、団塊世代の教諭の退職期などもあり、臨時講師の数は増加の一途をたどっているようです。


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